NHKスペシャル ヤノマミ 奥アマゾン 原初の森に生きる

http://www.nhk.or.jp/special/onair/090412.html

1万年前から同じ暮らしをしているという、ヤノマミ。

ブラジル政府、および部族の長老7名との10年近い交渉の末、撮影が許可されたそうで、

おもしろそうだなーとみてみたら、かなりのインパクト。

オープニングから、子供をシロアリに食べさせ、そのシロアリごと燃やす母親のシーン。

死んだ子供はそうやって天に返すのだそうだ。

そして本編へ・・・

取材開始早々、現地人に殺されそうになる取材陣。

言葉も分からずおろおろしている取材陣に立ちふさがるヤノマミ人。なんとか許してもらった様子。

首のないサルがかたまりになっておいてある食料風景も映る。

BONESでぐろいものに慣れておいてよかった・・・。

樹からつくった幻覚剤でラリっているシャーマン登場。

様々な動物の精霊を体内におろして、病人を治療をおこなったりするそう。

続いて別の偉大なるシャーマン登場。見た目はパンツ一丁のへんなおじさん。

間もなく死ぬそうなので死についての話をしはじめた。

ヤノマミの死生観

  • 人は死んだら精霊になる。
  • 精霊もいずれ死ぬ。
  • 最後に蠅やありなどの虫となり、地上に帰ってくる。

虫になるってのが新鮮。

女の人はお化粧する。

これは昔から変わらないんだなぁ。

植物などから色やにおいをつけるとのこと。

狩りのシーン。

子供が一生懸命狩りをするが上手くいかない。

大物をとってきた大人。

バク。でっかい。

さっそくバラす大人たち。うーえぐい。

メスが多かったらしく、おなかに胎児が・・・。

しかし胎児は食べない。胎児を精霊として扱っているようだ。

そのまま森にかえしてしまう。

その後、子供がテナガザルっぽいのをしとめてばらしだした。

うへぇー。やっぱりBONESで慣れといてよかった。

雨に50以上の名前がある

動物の名前、樹のにおいのする雨など。

でも子供には4、5歳になるまで名前を付けないそうだ。

なんでだかまではわからなかった。

出産

産気づいたら森へ入る

必ず森で出産。女の人達だけで行い、男はまったく手を出さない。

生まれたばかりの子供はまだ人間として扱われない。

精霊なのだそうだ。

なのでそのまま地面にころがしておく。

母親はしばらくながめているだけ。

不思議な光景・・・。


しばらくして、母が抱く。

これが人として受け入れた証拠なのだ。

胎盤はバナナの皮で包み森に帰す・・・。

ブラジル政府の保護政策で人口は2倍になった

村は人口が増えたら分裂するそうです。

14歳で妊娠した少女あらわる。

この部族では若くて未婚で出産も珍しくはないそうなんですが。

この娘の両親からショッキングな台詞が。

「人として受け入れるか、精霊として返すか、娘が決めなくてはならない・・・」

この村では生まれた子の半数は精霊として返すとのこと。

返すってことは、シロアリに食べさせて、そのシロアリごと焼くということ。

え・・・、よく意味が分からないのですが・・・。

なんでかえしちゃうんですか?

生きたままなんですか?別の方法でころしちゃってからなんですか?

NHKさんはっきり表現はしてくれません。

どうしてそんな考え方なのかも解説してくれませんでした。

そして少女は帰す方を選択・・・。これがオープニングの映像だったようです。

雨で増水した川で女の漁

川に毒草を流し、しびれて浮かんできたさかなを取る漁。

魚をとるのは子供や臨月の近い女たち

そして、ナレーションがまとめっぽいことをいいだしたなーと思ったら、

終わり・・・。



うーん、なんというか圧倒されておわっちゃったなぁ。

血やらなにやら、あっちこっちで生臭い映像がてんこもりでした。

本当にBONES見ておいてよかったです。



そういえば機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 8巻にヤノマミ族が登場してます。

こんな部族だったとは。シャアも大変ですね。

機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (8) (角川コミックス・エース)

機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (8) (角川コミックス・エース)