メモリリークを追う方法 Visual Leak Detectorを使うパターン

以下よりダウンロードして、インストールする。
Visual Leak Detector for Visual C++ 2008-2015

VC++ プロジェクトのプロパティから以下を設定する。
[C/C++] -[全般] - [追加のインクルードディレクトリ]に以下を追加。
  C:\Program Files (x86)\Visual Leak Detector\include
[リンカー] - [全般] - [追加のライブラリディレクトリ]に以下を追加。
  ビルド構成が Win32 の場合
    C:\Program Files (x86)\Visual Leak Detector\lib\Win32
  ビルド構成が x64 の場合
    C:\Program Files (x86)\Visual Leak Detector\lib\Win64
[リンカー] - [入力] - [追加の依存ファイル]に以下を追加。
  vld.lib

最後に、プログラムのいずれかの cpp ファイル、たとえば main.cpp などに以下を記載する。
#include <vld.h>

stdafx.hを使っている場合はstdafx.hを開いて
#include <afxwin.h>の上に記載する。
 
あとはビルドして実行するだけ。
終了時、出力ウィンドウにメモリリークの状況が出力される。


_CrtDumpMemoryLeaks 関数のように問題の場所を特定するための手間が不要なのがいいところ。

ただ処理速度は恐ろしく遅いため、常時使うというよりはメモリリークを調べるときだけ設定変えて追う、という使い方になるそうです。