ハンディキャップをものともしない頭の中の情報整理テクニックがわかる
俺と100冊の成功本さんで紹介されてた。
googleの元CIO(最高情報責任者)が書いた「情報整理術」本とのこと。
なんかそれだけですごそうなのでさっそく図書館でレンタル。
この人(ダグラス・C. メリル)、実は生まれもって学習障害や失読症、
それにともなう方向感覚の欠如といったハンディキャップを抱えてる。
そんな人がハンディを乗り越えるために必然的に身についた技がこの本で語られているのだ。
整理術の原則20
本書のなかに散りばめられている原則の抜き出し
- 脳の負担がなるべく少なくなるように生活を組み立てよう
- なるべく早く、頭の中から情報を追いだそう
- ”ながら作業”は一般的に効率を低下させる
- 物語を使って覚えよう
- いつもそうしているからといって、そうしなければならないわけではない
- 知識は力ならず、知識の共有こそ力なり
- 思い込みの制約ではなく、現実的な制約を潜り抜ける術を身につけよう
- 自分を決め付けるのではなく、自分自身に心から正直になろう
- 制約を無視すべきケースを知ろう
- エンジンをかける前に、どこへ向かっているか、どうやって向かうのかを明確にしよう
- 目標の達成方法に幅を持たせよう
- 情報を整理するのではなく、検索しよう
- 本当に記憶の必要な物事だけ記憶をしよう
- 大きなかたまりを、小さなかたまりに分けよう
- 週一回、重要な情報を見直す時間を設けよう
- 完璧な整理術などない
- あとで検索しやすいように、デジタル情報には関連キーワードを追加しよう
- 文脈の変化を見越して、メモを取っておこう
- 文脈の似た仕事をまとめて行おう
- 仕事とプライベートのバランスを取るのではなく、融合させよう
記憶の敵はストレス ストレスフリーになるために色々なテクニックを駆使するのがミソ
この本では情報整理のテクニック的な話もあるけど、
ストレスに関する話もでてくる。
ストレスは判断力を鈍らせ正常な判断を奪う。
常識を疑い思い込みによるストレスから自分を開放させる考え方。
大事。
頭の中に情報を置かないために
かのアインシュタインも自分の電話番号を記憶せず、電話帳でしらべてたと いう逸話が載ってた。
「電話帳に書いてあるのに、なんでわざわざ覚えておかなきゃならんのだね?」
このセリフがすごい。
今の時代、自分の携帯電話の番号を覚えている人も少ないよね。
だってすぐ調べられるから。
これと同じように、あふれるいろんなやらなきゃいけないこと、わすれてはいけないことを
いかにして外に書き出して、頭の中に余裕を作るか、これが情報整理術の基本なのだ。
元GoogleCIOの最新ガジェット&ツールを使いこなす方法がわかる
元Google幹部ですからデジタルツールを使いこなせて当たり前。
Googleのツール類やiPhone/MobileMeを駆使した情報整理術が満載だ。
押し付けない整理術本。「完璧な整理術などない」
整理術は人それぞれ。
ちまたに溢れてる情報整理術はこうしないとダメ!みたいな書き方で真面目に読んでる人にストレスになることがある。
なるほどなと思ったところだけ参考にしましょうねといってます。
著者曰く「整理術は人それぞれ」「完璧な整理術などない」
感動の最後 さよならジーン
身近な人の死というのは最大のストレス。
著者も恋人がガンでなくなるという経験をしてます。
恋人の闘病中の生活では著者も様々なトラブルでテンパってしまい、冷静なときでは決して起こさないミスを犯す。
いかに”今”を大事に生きるか、そのための対策/考え方は必読。
- 作者: ダグラス・C.メリル,ジェイムズ・A.マーティン,Douglas C. Merrill,James A. Martin,千葉敏生
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/12
- メディア: 単行本
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