間近で見たけど、フレンドリーな気のいいおじさんって印象だった。
パワポ資料がシンプルで分かりやすかった。
簡略に伝えることのスキルがすごい。
知りすぎると変化のリーダーシップは取れない
- マクドナルドの前はアップルジャパンの社長 14年してた
- ICというものが登場した頃からエンジニア
- いまだになぜmacからマックへの転身かと聞かれる
- おもしろそうだったから
- 全く違うことをやってみたかった
- でももう少し似たような仕事かと思ったけどだいぶ勝手が違ってた
- ここまで違うと知っていれば受けなかったんじゃないかな
- 知りすぎると変化のリーダーシップは取れない
改革について
- 新しいメニューを出すには18ヶ月かかると言われる
- これだけかかるという話ではなくて、3ヶ月で作るにはどうすればいいのかという議論をしよう
- 全てを白紙にして考えるのだ
マクドナルド復活への道のり
- 2004年に入社したとき、ずっと前年比赤字だった
- 2004年には全店売り上げ3959億だったが、今では5319億になった
- 今後は6000億目指す
- 当時は誰も信じてなかった
39年のマック歴史
- 創成期1971年:銀座1号店
- 1977成長期:100店舗達成
- 1992年〜低迷期
- 3000店舗増やしたのが全ての原因
- 人材がいて始めて店舗が開けるのに店舗拡大が早すぎた
- 3000店舗増やしたのが全ての原因
- 2004年から回復期
- 基本に立ち返れと社員に号令
業績悪いときにもうひとつ
- クォーターパウンダーが売れると、ビッグマックの売上が上がる
- コーヒーが売れると、ビッグマックの売上が上がる
- メイン商品を売るためにいろんなことをやる
沈む会社は「らしさ」を失う
- 沈む会社は「らしさ」を失う
- 復帰する会社は「らしさ」を取り戻す
- Appleもそうだった
- 目の前の美味しいものを切ってでも次の成長のために
- 店舗拡大フランチャイズ切りまくった
- +34.4% 2004年から今日までの増収
- 売り上げ増加した分だけで吉野家の売り上げに匹敵
マクドナルドのデータ
- 15億人のお客さん
- 5000人の社員
成長の鍵
優先度が決まっている。
- qsc & メイドフォー・ユー 優先度1番
- 作り置き禁止 でもサービススピードは一番に
- これはド素人だったから指示できた
- 次の100円メニュー
- 続いて新メニュー
- 価格改定
- 今まで5回値上げしてます
- 24時間対応
- メガマック マックグリドル
- 地域別価格
- 何をするにも基礎を重視する
- いまでも一番優先はqsc
人材への投資
グローバルとの連携
- マクドナルド独自性の復活
- スーパーコンビニエンスの提供
- 一貫した新規顧客獲得
- 売上というのは 客単価x客数
- 客単価は上げられない
- ブランドによって幅が決まっている
- 新規顧客を増やし、来店頻度を上げる
- 客単価は上げられない
同じコストで売り上げを上げるのがコストダウン
店舗開発投資の再開と継続
- 同じコストで売り上げを上げるのがコストダウン
- 「〜を止める」はコストダウンではない!
- もっと金つかってもっと売り上げが上がる提案をもってこい
- こういうことを厳しいときにやるのだ
成長曲線
- マスコミは点でしか報道しない
- 前期より業績が下がった/上がった等
- 経営改革は自分の評価を気にすると何もできない
人材への投資
マクドナルドはピープルビジネス
最初に従業員満足度を上げる
- 従業員満足度があがると離職率が下がる
- 離職率が下がると顧客満足度
クルーの増加
- 13万人 -> 17万人にした
- 残業手当はほぼ0です。
トレーニングスピードの向上
- E-SMART ニンテンドーDSでやってる
- トレーニングコスト削減された
- 最低限のマニュアル学習
リサーチで企画するな
- お客にどんなメニューが欲しいときくと「サラダ」とかヘルシー系のものが出てくる
- しかし出しても売れない
- 逆にカロリー高いクォーターパウンダーだせば 売れちゃう
売れる商品とは「慣れ親しんでいて、かつ独自性があるもの」
どこでもできるものは価格競争にしかならない
失敗したもの
- サラダ
- ピタマック
- マックラップ
- 独自性が強すぎてダメ
成功したもの
- メガマック
- ビッグアメリカ
- ローストコーヒー
- 昔のコーヒーの機械全部捨てた
- 一旦マックのコーヒーのイメージをお客さんが忘れるまで放置した
デジタルな改革
折り込みちらしクーポン −> eクーポン
- 折り込みちらしクーポンは、 金はかかるし準備するのに時間もかかる。
- 3ヶ月先を予測して用意しなければならない。結果として無駄な割引することになる
- eクーポンなら、即準備できてローコスト
無線LANサービス
- 来店動機をふやす
ハッピーセットのおもちゃ −> マックでDS
- マックでDS。これは実はハッピーセットのおもちゃの代替
- おもちゃの提供は予測が大変 10ヶ月先を予測しないといけない
- でもDSのゲームダウンロードなら在庫コストも0
しかしバラ色の改革の裏にはいろんな苦労が
- 人事問題 年功序列 やめた
- そうすると定年制度が矛盾するのでやめた
- 若い人を活性化するために定年をやめたのだ
- 成果主義 適材適所 ディモーション気にしない文化
- 後継者 人材のパイプラインを作らないと成長なし
- 後継者なしで困ってるよね、日本の企業
- 異文化問題あった いまでも苦労中
ボーダレスにやってくぞ
- シンクグローバル アクト グローバル
- 海外の会社は-シンクグローバル アクト ローカルになりやすい
英語で考え英語で話す 日本語で考え日本語で話す
- これから学ぶべき言語について
- 全てのグローバル企業には国籍がある
- これは変えられない
- 日本語で考え、日本語で行動する
- 英語で考え英語で行動する
- 日本語で考え英語で話すと…微妙な感じになる
- 昇進した人の挨拶「微力ながら、勤めさせていただきます」
- 英訳すると「なんだ自信なさ気だな、大丈夫か新しいBOSSは」という印象。
- 逆に英語の挨拶を日本語に訳すると「なんだ上から目線だな」という印象になりがち。
デフレ時代の成長戦略「価値を上げて値段を上げる」
- これが基本戦略
- 価値を創出して 提案して 対価をいただく
需要を最大化する価格設定
- お客さんの購入レシートを分析している
- 1円動くと15億円売り上げが動く
- お客さんが15億人いるわけだから。
- ここの読み違いで大きく売上が変わる
日用品の低価格化が進んでいる。しかし売れるのは独自商品
- 高級ビール 高級ヘッドフォンとか
本当にデフレ?
フランチャイズ改革
- 店舗をきるにもお金がかかる
- 成長のために切るのだ
- ブランドを毀損する店舗もきった
- 歌舞伎町
- 子連れでも安心のイメージからはほど遠い
- 歌舞伎町
格言
- 基本に立ち返る
- 強さをより伸ばす
- リスクを取らないリスク
- リスクを取る体力
- リサーチで企画をするな
- ビジネスに終わりはない
- 変化は自ら起こす
- できない理由はチャンスである
- ビジネスはスピードです
- 人間は気持ちで動く
- 世界のルールで戦え
- 日本の文化を知り世界の文化を知る
番外編
- ビジネスとはリーチ一発カンチャンツモだ
考える人は少ない方が物事が進む
- サイエンスとサイコロジー
- 人が1000人いたら理屈こねるひとは2-3人で充分
- 考える人は少ない方が物事が進む
コミュニケーション重視
- ハンバーガー大学
- クルーのモチベーション
- 歌声コンテスト
- 海外経験
- コミュニケーションが大事
- 3000人規模で直接話す場をつくったり
- ブログかいたり
- ニュースレターやったり
- もういろいろ試みをやってます
- 教育については厳しくなる
- 子育てしたことのあるひとはわかると思うど、大切に思うほど厳しくしたくなる
- 育てるというのはやったことのないことをやらせることだ
マックフライポテトの賞味期限は7分
マックのポテトに独自性あるの?という質問
- ジャガイモ独自性
- あの長さが独特なのです
- 本当に美味しい時間は短い
- なので揚げて7分たっちゃったら廃棄する
改革者に必要なこと
- 戦略を明快に伝える
- そして結果を出す