http://www.nhk.or.jp/special/onair/090912.html
以下まとめ。
リーマンブラザーズ破綻
- 2008/9/15に破綻
- 世界同時不況
- 3000兆円が失われた
- それから1年
- 株価は9000ドル台まで回復
- でもまだ雇用は復活してない
- 低迷する日本メーカー
- 復活するマネー
- 停滞する実体経済
金融危機1年世界はどう変わったか
バミューダ諸島
- 2009/7
- アメリカから200人の投資家
- 不況でも利益が出せる金融商品の説明会
- 死亡債
- 死亡保険金を扱う債権
- 死亡保険を満額受け取る権利を投資会社が受け取り、債券化する
- 死亡債
今、市場にはマネーがどんどん戻ってきているという
勢いを取り戻したヘッジファンドがある
- ピーター・コーエン氏
- 6000億円運用中
- リーマンショックで大打撃
- 従業員2割削減した
- 4000億円失った
- しかし1年後の今、大口の投資家から相談相次ぐ
- 不動産価格の下落が加速している
- コーエン氏は今がかいどきと判断。投資を拡大している。
- 金融危機が起きてももなにもかわらなかった
- 金融危機も9.11のようにいつか忘れられていくのです。
投資家の動きは今年春に変わってきた
- 公的資金投入
- ゼロ金利
- きっかけに投資家が損を取り戻そうと動き出した
ウォール街
- 危機をチャンスに変えようとしている
- 勢いを取り戻そうとしているマネー
アイオワにて先月金融機関に対する抗議集会
- 規制強化を求めた
オバマ
- 金融規制の改革進める
- 金融機関改革案
- 巨大金融期間の監視
- 過度な報酬の制限
金融サービス???
- 改革案に反対するように働きかけている
- 金融産業の空洞化を懸念している
- 規制の無い国に人と資金が流れてしまうのではないか
金融センター
- 金融機関が集中している都市のこと
香港
- 世界から人材を集めている
- 中国がアメリカを追い越そうとしている
- 取引の自由度が高い
- 税金も優遇されている
香港のある会社
- 司馬さん
- 利回り30%をたたき出している
- イタリアの人相談に来た
- 曰く、今欧米の市場には面白みが無いですね
中国人民銀行
- ドルを中心にした経済システムに対抗する論文だした
そんな中国に対抗すべく、金融規制はちょっとまったという動きなのだ
- ドバイや香港が、金融センターの候補
- 規制と競争力のバランスが大事
金融危機の反省がもう薄れ始めている・・・
- 潰れかけた金融が大量に流れた公的資金を元に雄々しく生き返ってきていたのだった
- 原油、大豆、銅などの鉱物資源 どんどん値段が復活している
消費の問題
- 公的資金が銀行にいったが、そこから企業に流れず、そして個人にもまわらない
- だから、景気回復の実感がない
失業率10%を超えている
アメリカ中小企業がもつ不良債権問題がある
アメリカの不良債権比率増加中
- 銀行は貸し渋りに入る
- 融資先の経営悪化
- 人員削減となる
借金をしてモノを買うアメリカ人のスタイルが変わってきている
- 貯蓄率は上昇に転じている
- そのため、消費が増えず横ばい中
- アメリカの巨大消費力に依存していた日本企業が大ダメージ
クボタ
- 芝刈り機150万
- 去年までいけいけだった
- 今年は20%ダウンという大きなダメージ
- ローン金利を下げるキャンペーン
- いままでは有効だったが・・・
- 借金(ローン)を嫌う人が増えてきた
日本からアメリカへの輸出額
- リーマッショック後5割近く減った
アメリカももともと「大草原の小さな家」のような生き方だった
- お金が増えて、ちょっと前のような消費生活になった
- しかし、また倹約の生活をするようになってきた
新たな収益源をアジアに求めている
- しかし激しい価格競争に巻き込まれている
- いままではコストダウンだけで乗り切れたが、それだけではもう乗り越えられない
- 中国で50%伸びた。さらに3倍のばそうとしている。
- 地元メーカーより1.5倍するが、高機能性で売れてた
- でももうこの売り方も曲がり角。
- 地元メーカーの製品のレベルが上がってきた。
- エンジン製造までも中国でつくらなければいけなくなってきた。
- 今までは日本でしか作っていなかった
- 海外の工場で連携して部品を調達。
- そのときに一番安いところで作る。
- 日本の工場の存在感が無くなってくる。
- クボタのマザー工場化作戦
- 技術指導や生産ライン簡素化の研究など
- 日本のモノ作りが無くなってしまうかもしれない
この1年をjobress recovery(雇用なき回復)という人がいる
誰もが経験したことの無い新しい時代が始まっている
リーマンショックによりアメリカの一極支配が終わった。
- まだまだ世界の傷はふさがっていない。
- マネーの世界は熱気を戻している
最近調子に乗っているコーエン氏曰く
- 株価は上がってますが経済の実態を表していない
- 今後の行方は不透明です
- これから高い成長は望めない
- 安定的に成長することはあり得ない