- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2001/11/21
- メディア: DVD
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アニメーションとソフトウェア。
作るものは違うけど、創る魂は一緒。
一流の映画を創るスタジオの創作現場からソフトウェア開発でも学べるものがあるはず。
というわけで、メモと感想を。
Disc1
- 情報交換について
- ストーリーボードというのがある
- 設定などの細かい情報がびっしり書いてある
- みんなが見るので見やすいところに置いてある
- うちの会社でも開発に必要な情報をびっしりあつめたサイトが用意してある。これがストーリーボードに該当するかな?
- 量が多いと検索機能は必須だな
- 勉強会を開く
- ジブリでは勉強会をひらくことがあるらしい
- 今回はNHK「映像の世紀」のディレクターをつれてきた
- 話の中心は宮崎さんとNHKディレクター
- けっこう人集まっているけど、話聞いているだけっぽい
- やはり沢山の人が喧々諤々という活発な勉強会ってのは難しいな
- 話す人はどうしても決まってしまう
- アニメータについて
- (描く対象の)骨格を知ることが大事
- ソフト設計も要求仕様の本質(骨格)をみることが大事だな
- 言われたことだけできるように作っていると、あとで大変なことになる
- 鉄作りについて
- 資源をものすごく使う
- 山を削る
- 木々
- 鉄を含んだ土
- 最初は自然に対する尊敬があった
- 効率化が進むにつれて大切なこと(尊敬など)が失われる
- 「暗黙知」が伝わらない
- ソフトウェア開発でも一緒か
- メンバーが増え、便利なツールや効率的にするため分割された作業工程。
- 全体を知りながらソフトを書くことが少なくなった。
- 文書化されない素朴で大事なことが伝わりにくい
- 個性に大切なもの
- 人と共有できるものをどれだけもっているか
- それがその人にとっての大切な分母となる
- 最初から正解が見えるわけではない
- 作って、繰り返す
- 理想へにじり寄っていく
- 作って壊しての繰り返しで良いモノにしていく
- これはソフト開発で何度も経験するよね
- とはいえ、なかなか作り直しという機会はなかなか無いのが現状
- 作り直しという機会が与えられたなら、それは大変ありがたいチャンスだ
- 「表現」とは自分のよくわからないものと格闘し、自分を絞り出すようにしてつかみ取るもの
- ただ伝えるだけ、それは「弁舌」だ
- ソフトウェアを書くのもまた「表現」だと思う